Googleを支える技術/西田 圭介
たぶんすごいんです、owlmanでございます。
とりあえずタイトル見て、読まずにいられない。
Googleを支える技術 ?巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
- 作者: 西田圭介
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/03/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なんだ かんだ言っても、頼らざるを得ないGoogleの検索サービス。
そんな巨大サービスがどんなものなのかを、たぶん大雑把に書いたもの。
たぶん、というのは、owlmanが詳しくないので。
そんなowlmanでもそこそこ理解できた部分。
「5.2 CPUは何に電気を使うのか」
「5.3 PCの消費電力を削減する」
第5章は運用コストに関する章で、電気代もバカにならんねん、という一項。
結局やってることは、フツーのPCでの消費電力削減方法と差がないのだが、静音化を進めようとすると、必然的にCPUクロックを落としたり、電源効率の高いものを選択する。
1台で出来ることをどんどん積み上げることで、全体も削減するという、一番効果的なことをGoogleもやっているんやと。
「5.5 ハードディスクはいつ壊れるか」
その話、重要。
けど、いまさら、という声もあるかと。
GoogleのHDDが高価なサーバー用でなく、一般向けの製品を使っているのは、すでに公知。この章が参照している論文は2007年に発表され、ここ、あそこで紹介されている。でも、原文読むのもだるいので放置してたら、解説つきで書いてくれてた。
気休めでSMART値を見てみたこともあるけど、ホンマに気休めらしい。
ちなみに、owlmanがこれまでに所有してきたHDD達の最後は「異音を発する」という、非常にわかりやすいアピールで昇天していった。なので、突然死に遭遇してない。もっとも、まだ健在な奴の方が多いのでサンプル数は少なすぎ。
owlmanがGoogleを検索で使い始めたのは、わりかし遅く、2002年頃から。その頃までは、各検索サイトがそれぞれのデータベースを独自に持っていたらしく、特に10位以降くらいの検索結果はかなり異なっていた。当時よく使っていたのは、gooだった。
その後、各検索サービスが同じデータベースを参照し始めたため、結果が同じになるようになり、検索サイトはどこでもよくなった頃に、Googleを使い始め、今日に至っている。
いつの感想か忘れたけど、以前は「Google使えねぇ」って思った記憶がある。全文検索であることは、検索結果から納得してたけど、あまりに期待したことと結果の関連が薄く、目的情報が見つからなかった。今で言うPageRankが最適化されてなかったのだと思う。
その後の努力(利用情報の蓄積?)で他を押しのけたのは見ての通り。
今日もお世話になりました、Google様。