殺人ピエロの孤島同窓会/水田 美意子
ミステリーはあまり読みません、owlmanでございます。
以前に海堂氏のバチスタを読んだ際に知った問題作(度々失礼!)
とりあえず、読むができた。
殺人ピエロの孤島同窓会 (宝島社文庫―『このミス』大賞シリーズ)
- 作者: 水田美意子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2008/05/12
- メディア: 文庫
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第4回「『このミステリーがすごい!』大賞」特別奨励賞受賞作。
わざわざ別枠賞を設けることになった問題作(三度失礼!)。
本土から遠く離れた硫黄島の東にあるという、東硫黄島が舞台。
噴火による全島避難当時、高校生だった彼らの帰郷同窓会。
35人が集まった楽しいはずの同窓会は、ピエロの乱入により、大量殺戮の幕が開ける。
著者水田氏は、投稿当時12歳とか。
12歳らしいというか、背伸び記述も見られるが、両親か編集者の助言というより、今時はネットで調べれば、それらしい言葉使いで書き並べることもできる、という感じだろう。
このミス審査員の大森望氏による単行本版のあとがきにあるように、owlmanもバトロワ下敷きかと思っていたが、どうやらたまたま流れたある日のニュースが題材という、なかなかの乱暴さ創作力。
さらに大森氏は文庫本のあとがきで、「2007年に進行中だった作品は収拾つかず放棄、2008年4月時点で新作改稿中」とあるが、2008年9月に「着ぐるみデパート・ジャック」なる作品が発売された。あとがきによると、大阪駅前の架空デパートでのサスペンスらしい。
もういいかな?って思ってたのだが、あなどるなかれ、ググルと「着ぐるみ〜」は「殺人ピエロ〜」の倍の件数で掛かる。
owlman的には、本作はいまいちな後味が残ったのだが、着ぐるみ〜は読んでみてもいいかもしれない。