ワンちゃん/楊 逸(ヤン・イー)


とりあえずこっちを借りた、owlmanでございます。


第139回 2008年度上半期芥川賞受賞者の楊逸氏。
受賞作は「時が滲む朝」。
タイミングよくオリンピック記念受賞的な設定と思うのは、owlmanだけでないはず。


その楊逸氏の前作、すなわち本作も芥川賞ノミネート作。
こっち選んだ理由は、、、、タイトルで読むやすそうな気がしたからw


ワンちゃん

ワンちゃん


「ワンちゃん」と呼ばれる彼女の中国名は「王(ワン)」。
現在の彼女の仕事である、国際結婚斡旋業の一部始終が語られながら、
中国で生活していた頃の出来事、いわば半生が描かれている。


物語自体は、何となく流れる。
ありきたりというか、如何にも現実的過ぎる感じの内容。
ちょっとだけでも物語らしいってゆうか、驚きとか仕掛けがあってもいいと思うんやけどな。




一時期よく聞いた気がする国際結婚の斡旋、てゆうかお見合い。
最近、めっきり聞かなくなったけど、どうなったんやろう。
なんか悪いニュースが流れたこともあるから、イメージ悪くなったんかも。


国を跨いでのお見合いは、お互いの文化が違いすぎて、理解しあうのに時間が掛かるやろうし、大変そう。
関東と関西ですら色々あるもんな。