読書進化論/勝間 和代

予想とはちょっと違っていました、owlmanでございます。


なんで借りることになったんか忘れたけど、
ネットの売上げランキングが上位やった、とかだったと思う。



勝間氏は、経済評論家とのことで、巻頭にある著書一覧はビジネス書がほとんど。
そんな著者の本の読み方、書き方、売り方をメインに書かれている。


内容は、著者が思ったことを延々書き並べた上、
行間に自身の著作と仲間が何度も登場し、ちとウザい。
大変申し訳ないが、途中からほとんど自演乙のように感じてしまい、
メッセージに大した意味を受け取ることが出来なかった。
内容を突っ込んで読む、ゆうより、一著者の半生記として触れる、
というイメージやった。


ただ、一部共感できるところや認識を改める部分もあり、
勝間氏はこう考えているのか、という参考になったり、
owlman自身がなんとなく自然にやっていることを、
勝間氏に文字として起こされると、そういえばと再認識する。


この本の内容とほとんど関係ない自分的な意味で、
ちょうどこないだ知人の推薦で読んだ「陽気なギャング」について、
本書の中で、女優の黒木瞳氏から薦められて勝間氏が購入するという、
ある一日の書店での本選びの光景があり、
硬いイメージの勝間氏への印象は、少し変わった。


なお、巻末に勝間氏が影響を受けた著者20人と、
参考資料がリストアップされている。
本好きな人の薦める著者と資料は、大いに参考になる。
owlmanの本書の意義は、この巻末17ページ分に集約されているかもしれない。