沈黙博物館/小川 洋子
やおら読書記録を再開し始めた、owlmanでございます。
約3ヶ月ぶりの読書記録。
ちょっと忙しすぎて。。。
読みたい本が中々回ってこなくて。。。
っと、言い訳はいくらでもあるけど、暫く記録するほどの本を読んでなかった。
- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2000/09
- メディア: 単行本
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別な本を借りに図書館に行った時に、小川氏の棚を見かけて選択。
博物館技師である主人公が、ある村にやってきて新しい博物館建設に携わる話。
収集されるものは、遺されることで意味を持ち始める、ちょっと訳ありの逸品たち。
老婆によってひたすらに収集された品々を整理し、博物館に収めるための作業が延々と行われ、
その間に小さな、あるいは大きな出来事が時々起こる。
小川氏の表現する「博物館技師」とはあまり聞き慣れない。
言葉をググっても、本書のレビューがほとんど。
主人公は、一般的に学芸員に相当する業務を行っているような内容だったが、
辞書で学芸員を調べると、「博物館法に基づいて、・・・・業務を行う者」などとなっている。
その他、wikipedia:学芸員。
日本でいう学芸員は国家資格とのこと。
なので、主人公は国家資格を有しない経験者か、単に日本国外の話で適当な表現がないだけかもしれへん。
もちろん、資格の有無と、能力は無関係。
資格が必要なのは、資格を有することが業務遂行に必須と決められているものだけ。
あとは箔がつくか、飾り。
朝日新聞サイトによると、博物館法の定義自体が実態から離れている様子。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200808300050.html
もしかしたら、何より市民の後押しが必要なのかもしれへん。