青い鳥/重松 清

青い鳥

青い鳥


重松氏の著書からタイトルで選択。1年前の出版。


8編から成る短編集。しかし、一人だけ共通する登場人物がいる。村内先生と呼ばれる中学国語の非常勤教師。吃音の症状が非常に激しく、スムーズにお話が出来ない。(恐らく多くを話せないが故)たいせつなことしか喋らないという。


村内先生は、何らかの心の病を持った生徒の元を訪ねて(呼ばれて?)来る。
心の病、とは大げさか。何らかの悩み、といえば誰でもあるだろうし、人に相談できない何か、だろうか。


なぜか、胸の奥がチクリとした。なぜだろう。