日曜農園/松井 雪子

日曜農園

日曜農園

芥川賞2004年上半期ノミネート作品。この回は受賞作品なし。


ある女子高校生の家庭菜園でのひとときとそれまで菜園の面倒をみていた父親の話。学年は書かれないが初々しさがなく、切迫感もないことから、高二だろうか。


ある日曜日、という決まった表現で、休日の出来事が描かれていく。わりかし間隔は短いようだが、毎週ではないみたい。
家庭茶園は、住まいからチャリで20分の距離の市立のものらしい。1戸が借りられる畑は、複数の野菜が植えられるくらい、雑草抜きをすれば軽く半日は費やすくらいに広いみたい。ちょっと広すぎ?
この子は農作業をやったことはなさそうな表現なのだが、やってることに慣れてる雰囲気。どっちや。