また吉牛ネタになってしまった

当然起きた「再々?混入」、owlmanでございます。
いや回数の問題ではないはずやで。


こないだ吉牛のエントリーを書いた。
たまには吉牛も食べたい - owlmanの駄目な(ry
思いつきで、そういやあれ、って感じで書いた。要は書くことが思いつかへんかって。
3日後、大変な騒ぎになった。


特定部位混入品が吉野家の加工工場で発見される。
関係者プレスリリース
農林水産省 
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/080423.html
吉野家
吉野家の牛丼の安全性について
伊藤忠商事
米国産牛肉の混載について(2008年4月23日)


ネット上の記事などによると、骨付きロインとは、背骨付き高級ステーキ肉らしい。
この肉は米国人は普通に食する肉である。この点も非常に重要だが、今回は触れないことにする。


確か、米国産牛肉の輸入停止後の再開直後にいきなし特定部位混入品が入ってきて、再度止まり、本当に再開していいんか議論になった。その時は「全箱検査だから大丈夫」といった。
その後、全箱検査は抜き取り検査に緩められ、吉牛で発見されることになる。
「やっぱ入ってたやん」
とかいわれる。ま、それはしゃーない。起こったし。


抜き取り検査なんだから、検疫すり抜けはあっても当たり前なんだけど、本当は混入してても発見されることが一番重要なんやと思う。


たぶん、吉牛は自信を持って「うちは発見した」と報告しただろう。
でも、スーパーでは撤去するとこが出てきた。
何で?
owlmanが思うに、彼らは自分らに特定部位発見能力がないと思っているから、ちゃうやろか。


抜き取り検査である以上、検疫では一定確率で見逃される。それを発見できないと、そのまま消費者に渡すことになる。万一でも、購入後に牛肉に詳しい人に特定部位を発見されたら、そのスーパーの死活問題だ。


ちなみに「今回も」牛丼以外の外食・中食産業は一部以外そもそも反応が薄い。
大体、産地を明確にしていないところが多すぎる。
豪産はBSE問題以降、価格が上がったから、産地明確でない外食・中食の牛肉は米国産の確率が高いと考えても外れではないんちゃうやろか。ここまでいろんな原料費が高騰しており、産地を明確にしないならどこでもいいから安い原料、これを使わない手はない。


で。
実はowlmanは、吉野家の思惑通り「吉牛の安心感が増えた人」になってしまった。
発見できるんだから、いいやん。吉牛のゆうとおり、検査システムが機能しているわけや。
個々の事業者でも吉牛より取り扱い数量が多いかもしれない、少なくとも業界全体の合計でいうと相当多いはずの、他の外食やスーパーなどでまだ見つかっていないほうが、確率上当たりを引いているはずだ。


こないだ、たまには食べたい、とゆったばっかし。
近々必ず行くわ、吉牛。