死因不明社会/海堂尊

映画「チームバチスタの栄光」という映画が一昨日から始まったらしい。
何だか幸先のいいスタートらしく興行収入が20億円とかゆわれて記事になってたので、映画を知ったのですが。


映画原作は、そのままのタイトルだが、作者である海堂尊氏は現役の医者でwikipediaによると現在病理医。


そんな映画原作の存在は、定期的にチェックしているブルーバックスシリーズで海堂氏著「死因不明社会」という本で知った。
本の帯に「チームバチスタはこの本のために書かれた」というような記述があって、どうやらブルーバックスでの刊行以前の前振りがあるらしかった。ブルーバックスで前振りがあることは珍しい。
バチスタの話は知らないが、2ヶ月くらい前にこの本を読んだ。

死因不明社会―Aiが拓く新しい医療 (ブルーバックス)

死因不明社会―Aiが拓く新しい医療 (ブルーバックス)

内容は、一般人にはあまり縁が無い解剖について、現状がどうなっているのか、著者氏がどうしてほしいと思っているのかが書かれている。
ものすごく簡単に書くと、「死因なんて解剖しないと誤診が多いよ。んで解剖は大変だけど、MRI掛けちゃえば楽チン」といったとこ。正直無縁すぎて、そこに書かれる「Ai」なるものが、簡単に紹介される割に世の中で採用されない理由がいまいち解せない。著者氏の書く内容自体は素人には特に問題なさそうな感じの記述なので、どうやら導入反対論も聞いてみないと判断できない様子。


とかそんなことは横に置いといて、前振りというバチスタも解剖に関することが予想され、
そんなに気が進まなかったけど、映画が好評だし、ミステリー大賞なるものも受賞とのことでちょっと読みたくなってきた。
図書館予約〜って文庫サイズは約30人/冊待ち。
をいをい、順番回ってきた頃には話忘れてるぞ。新書サイズは10人くらいだったので、そっちを予約することに。。。